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第8日 厚木〜伊勢原  

                                歩いた距離 14.9km  2002.09.21

 小田急本厚木で、下車する。

 少し戻って、相模川にでる。川に沿った旧平塚街道(酒井・金田線)が矢倉沢往還である。

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 右側に小さな祠だけの熊野神社がある。

 かつては鬱蒼とした森で、渡辺華山が描いた「厚木六勝図」のうち
「熊林の暁鴉」はここの風景を描いたものであるという。

 境内に三猿だけの小さな庚申塔がある。
どんど焼きされたものか、真っ黒である。

yagura08-02.JPG  少し行くと「きりんと橋」の碑があり、
ここが「厚木六勝図」の「桐堤の賞月」のところであるという。

 三嶋神社がある。「しょうわ」狛犬があり、双体道祖神がある。

 この辺りは、道ばたに五輪塔や双体道祖神が多い。

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 右側に酒井虎薬師がある。
 薬師堂の中は閻魔十王像などが祭られていて、
折り鶴などで飾られている。

 庭には道標を兼ねた不動明王がある。

 飯出神社がある。境内には貞享元年(1684)の三猿だけの庚申塔がある。

 玉川に沿って堤を行くと赤い彼岸花が鮮やかである。

 新宿橋がある。そこで左に折れ、小田原厚木道路をくぐって愛甲石田駅の近くにくる。

yagura08-05.JPG yagura08-06.JPG  馬頭観音や五輪塔と並んで
道標を兼ねた庚申塔が立っている。
「左大山道 右江戸青山道
 あつぎ道」と書かれている。

 小田急線の脇に子安神社がある。
 広い境内に子どもづれのお母さんたちが休んでいる。

 大正4年(1915)の御大典記念の「江戸」狛犬がいる。
 石工は河原口 望月久吉であるが、右からウン・アである。
 神奈川県ではウン・アの組み合わせの狛犬が比較的多い。両方とも耳が欠けている。

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 踏切を渡って国道246に出ると、道了尊入り口。

 浄心寺を過ぎて左の細い道を行く。

 農協の近くに白金地蔵尊がある。万延元年(1860)、この地の住人茂田半左エ門が
子宝恵受を祈願して建立したものである。

yagura08-11.JPG  草地の中の細い流れが歌川である。
 「この川こそ、江戸の浮世絵界の大集団『歌川派』発祥の地で
あろう、と近年になって研究され始めた」という。

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